日中韓の学生でディスカッション・日本を出て。日本に来て。(後編)

海外に行った2人の日本人と、日本に留学で来ている中国人のエピソードを紹介する。

  

■語学の勉強がしたくて(日本人・大学2年生)

人と違うことがしたくて第2外国語でヒンディー語を選択した。

姉がインド人と結婚したこともあり、ヒンディー語を学ぶためにインドに2ヶ月行った。

語学学校に通った1ヶ月間は学んでやろうという意欲が湧いて、日本に居る時とは比べ物にならないくらい分からないことをどんどん先生に質問した。

日本人を見ても声をかけず、ヒンディー語の学習に力を注いだ。

何でも吸収してやろうというモードだった。

勉強の甲斐あって、日常会話で困ることはなくなった。

 

語学以外の学びは意思表示の大切さ。

日本ではコンビニなど会話がなくても買い物が出来るし、生活に困らない。

けれど、インドに行って、自分の思ったことを発信しないと買い物すら出来ないことを知った。

 

■小さいころからなんとなく興味があって(日本人・大学4年生)

小さいころからなんとなく海外に興味があった。

中学の時に韓国人の友人が出来てから韓国には特に関心があった。

大学生になって、ICの日中韓交流のイベントに参加し韓国に行った。

その時に韓国語が読めるけど使えないことに気が付き、さらに勉強した。

まず1カ月韓国に行ってみた。とても短く感じた。これなら1年行ってみても大丈夫だろう、と今度は1年間韓国に留学した。

 

電気やガスなど全部自分で契約しなければならなかった。

ここで何か問題があったらまずい。

分からないことは徹底的に聞き、不満な事は伝え納得のいく契約を結んだ。

それまで当たり前過ぎて気が付かなかった家族への感謝の気持ちが湧いた。

 

今度は全然どんな世界なのか想像が出来ない中東に行きたい。

海外を見て、ゆくゆくは日本や日本国民の為になるような仕事がしたい。

 

■情報が規制されない日本に行きたい

中国では情報が規制されており、ニュースなども題材が限られている。

ここに居ては視野が狭くなるし、考えが固まってしまうと感じ、日本へ来た。

それまで数学を勉強していた。全く畑が違う進路の選択に反対されることもあった。

それでも、自信と興味があった。それさえあれば何でも出来ると思った。

 

日本に来て9カ月。今は老人ホームでアルバイトをしながら語学学校に通っている。

中国では学生でバイトをしている人は少なかったので学費を稼ぎながら勉強するこの生活は新鮮だった。

働いた経験のない外国人の出来るアルバイトは限られている。

老人ホームでの主な仕事は清掃。決して楽な仕事ではない。

けれど、自分の意見もきちんと聞いてもらえる職場に不満はない。

ここで頑張りたい。今乗り越えられればこれからも頑張れると信じている。

 

初めてのアルバイト体験を通して、どんな簡単な事でも学びの場なのだと感じた。

掃除1つとっても、ただこなすのではなく、相手が自分に何を求めているのかを自分で考えてやった方が喜ばれる。

結局は自信と興味なのだという考えを強くした。

 

参加者の皆さんと
参加者の皆さんと

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