若者に夢を!

若者に夢を! 

もっと若者に夢を持って欲しい。

若者が夢を持つためにも、日本の基準とはスケールが違う世界を見ることが大切だと伝えたい。

マルドメ(まるでドメスティック)な若者がもっと世界へ行けるよう、夢を見られるようにするために、官界、経済界、マスメディアなど、様々な方面で環境整備を行えるように奮闘している。

だから、若者にも広い世界を見て、夢を持って欲しい。一緒に日本を良くしていきたい。

 

高橋衛さんは、金融業界において世界規模で活躍されている。

富士銀行時代は、ドイツ、フランス、アメリカ、ベルギーに勤務され、富士銀行取締役からパレスホテルの専務、ドイツ証券の常任監査役を経て、現在ドイツ証券常勤監査役をしている。その他にも、官界や国内外の経済界の委員会、NGOや財団、大学のOB会など、幅広い分野に携わっている。 

 

例えば経済同友会で就職活動の正常化を図ったり、一橋大学のOB会を通し学生の留学を応援したり、過去にAFSの理事を勤めたり、日本女性学習財団で日本の女性が更に活躍出来るように支援したり、ICCARE等の国際NGOの役員をしたり、49年前に創設したAIESECを支援したり、移民問題に関して講演をしたり・・・・・・と様々である。

 

知らないこと・やったことがないことは、どんどん挑戦する!  

世界各国で仕事をしてきたが、「損するか?得するか?これをやることによって、何を得られるのか?」という風には考えてこなかった。自分自身がそこから得ようとするだけでなく、自分がそれに対して何が出来るか、という視点を持つことが大切だった。「NO! と言えない日本人」と言うが、知らないこと、やったことないことに対して積極的に挑戦し、NO!と言わず、YES!と言ってどんどんやってみることが大切。何に対しても好奇心を持って行動することが重要だと思う。 

 

グローバルな社会で生きていくために、その国に対する理解と日本に関する知識を身につけることはとても大切だ。「あの人に聞けば、日本のことも良く知っているし、私たちの国のこともよく分かっている。」というように信頼関係を築くことが出来る。その為の努力は惜しまない。  

今まで海外に赴任した際、まずはその国の色に染まり現地化した。そしてその国の人が話す母国語を操り、現地語で地元の人の中にとことん溶け込む。そうすると、思いもよらないところから嬉しい話が舞い込んできたりすることも多々あった。こうして伴侶(仲間)を増やすことは、新たなチャンスにもつながる。

 

どこでも、どんな時でも、どこの国の人、何歳の人とでもすぐに心を交わし、信頼を受け愛され伴侶(仲間)となる程の絆を深める【たかはしの法則】。

この【たかはしの法則】があれば海外どこにいってもやっていける。

 

なぜ海外に? 

そもそもなぜ海外に興味を持ったのか。

それは、大学時代のゼミの教授がいつも「海外へ行け!」と言っていたことがきっかけである。

世界を知るにはまずは数字やデータではなく、文化、民族、宗教を知ることである。

世界の人々の行動を知り、現地・現場主義であることが大切。

多くの国々へ行ってきたが、そこで日本社会・日本人の「当たり前」が「当たり前じゃない」ことに驚かされることが多々あった。

 

どうして海外の国々が出来ることが、日本では出来ないのか?

日本ではよく、やってもいないのに最初から「出来ません。」と言う人が多い。

新しいことをやろうとすると「そんなことは日本の金融界にはありません。」と周囲の人からきつく言われることも稀ではなかった。

新しい事を嫌う雰囲気が漂う日本社会。

個性を出したらつぶされる、正に出る杭は打たれる社会に疑問を常に抱いていた。

 

しかし、積極的に前代未聞のことをやり遂げたり、知らないことはとことんやってみよう!勉強しよう!という意識で幅広い知識を身につけたりと、緻密な努力とパワフルな発想と行動力で人生を歩んできた。

何でもやれば出来る!というYES I CAN MAN!でありYES WE CAN MAN!となれという意識を持って行動することが大切なのである。

 

世界の舞台で活躍する日本人が減ってきているという危機感

世界各国でのダヴォス会議をはじめとする国際会議や国際活動委員会などに参加していると、世界の舞台で活躍している日本人が年々減少し、高齢化している危機感を感じる。

日本企業は新入社員の教育は手厚く上手いが、幹部社員に対しての教育、特にグローバルな人材育成にはまだまだ遅れを取っている。もっと戦略を立てて人材育成するべき時はすでに始まっていると思う。

 

ProgramStrategyは違う

世界を見てきたからこそ、日本の弱みや改善点が見えてくる。海外の人から受ける指摘もしかりである。

 

去年の5月に、マハトマ・ガンジー氏(IC協会会長)のお孫さんであるラジモハン・ガンジー氏が来日した。その時に一週間程ご一緒したがしたが、別れ際に日本についての率直な感想を無理にお伺いしたら、

 

ProgramStrategyは違う。日本人はProgramが上手いが、Strategyが下手である。」

と言われ、強く共鳴した。計画だけではなく、戦略を持つこと。その大切さを伝えていきたいという。

 

例えば観光庁と議論することが多々あるのだが、観光庁はYokoso branding Nippon! とし、海外の人に対して日本ブランドを確立して、その上でもっと海外からの人を呼び込んでいく必要があると思う。日本の何を伝えるのか、日本のブランドを創ることが大切であり、それをその国の人に好かれるような形に変えて伝えていかなければ、いつになっても浸透しないだろう。 

 

日本を強くし、日本人が世界に出ていくための支えとなる仕事を日々行っている。

そうしていると、生まれた時に車やテレビ、パソコンが当たり前に存在する環境にあるのにも関わらず、どんどん貧しくなっていっている現代に強い危機感を抱く。

そんな若者に夢を。

これからの社会を担う若い人たちに強い期待を抱きたい。

私も頑張るから、一緒に頑張ろう。